(Wordマクロ)ページ設定:サイズ
ページ設定のうち、サイズをマクロで制御する方法を解説します。
サイズの設定
設定方法
ActiveDocument.PageSetupオブジェクトのPageWidthプロパティ、PageHeightプロパティで設定します。
PageWidthプロパティはページの幅を、PageHeightプロパティはページの高さを制御します。各プロパティには数値の単位の指定が可能です。数値の単位については、数値の単位についてを参照してください。
WordのVBAには、「A5」や「A4」のように予め用意されている定数はなく、「A5」や「A4」にページの幅や高さを調整したいならば、その数値を自分で指定しなければなりません。以下の使用例で、よく使われるであろうページサイズのマクロを掲載していますので参考にしてください。
使用例
A4に設定する場合
Public Sub ページサイズを設定() 'A4 With ActiveDocument.PageSetup .PageWidth = MillimetersToPoints(210) .PageHeight = MillimetersToPoints(297) End With End Sub
B5に設定する場合
Public Sub ページサイズを設定() 'B5 With ActiveDocument.PageSetup .PageWidth = MillimetersToPoints(182) .PageHeight = MillimetersToPoints(257) End With End Sub
A5に設定する場合
Public Sub ページサイズを設定() 'B5 With ActiveDocument.PageSetup .PageWidth = MillimetersToPoints(148) .PageHeight = MillimetersToPoints(210) End With End Sub
B4に設定する場合
Public Sub ページサイズを設定() 'B4 With ActiveDocument.PageSetup .PageWidth = MillimetersToPoints(257) .PageHeight = MillimetersToPoints(364) End With End Sub
はがきに設定する場合
Public Sub ページサイズを設定() 'はがき With ActiveDocument.PageSetup .PageWidth = MillimetersToPoints(100) .PageHeight = MillimetersToPoints(148) End With End Sub
補足
ページサイズをマクロで変更した場合、既定のサイズと同一の値に設定した場合であっても、印刷時に「ユーザー設定のページサイズ」と表示されることがあります。
Wordではこうした現象が時々起こります。「ページ設定」→「用紙」タブと進み、以下の赤囲み枠が設定したページサイズになっていれば、特に問題ありません。
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