(Wordマクロ)書式設定を元に戻す

文字書式・段落設定を元に戻す場合のWordマクロを紹介します。




このページで解説する項目は次の通りです。上から順番に解説します。

①すべての書式設定を元に戻す

解説

ClearFormattingメソッドを用います。ClearFormattingメソッドは、FindReplacementSelectionのいずれかで使用できます。このメソッドでは、文字書式、段落設定がともに既定値に戻ります

使用例

以下の使用例は、選択範囲の書式すべてを元に戻します。

Public Sub 選択範囲の書式をすべて元に戻す()
    Selection.ClearFormatting
End Sub

以下の使用例は、文書全体について「レシート」の文字列のみ書式すべてを既定値に戻します。

Public Sub 特定の文字列のみすべての書式設定を元に戻す()

ActiveDocument.Range(0, 0).Select
Do
With Selection.Find
    .ClearFormatting
    .Text = "レシート"
    .Execute Forward:=True
    If .Found = True Then
        Selection.ClearFormatting
    Else
        Exit Do
    End If
End With
Loop
End Sub

使用例の解説

6行目のFind.ClearFormattingメソッドは、検索条件から書式設定を除外するという意味であり、ここでは書式設定は解除されていません。見つかった文言に対して実際に書式設定を解除しているのは10行目のSelection.ClearFormattingメソッドになります。

②文字書式のみ既定値に戻す

解説

ClearCharacterDirectFormattingメソッドを用います。ClearCharacterDirectFormattingメソッドは、Selectionでのみ用いることができます。このメソッドでは、段落に関わる設定はそのままになります。また、このメソッドでは、文字スタイルに関わる設定はそのままになります。

使用例

以下の使用例は、選択範囲の文字書式を既定値に戻します。

Public Sub 選択範囲の文字書式を既定値に戻す()
    Selection.ClearCharacterDirectFormatting
End Sub

③段落設定のみ既定値に戻す

ClearParagraphAllFormattingメソッドを用います。ClearParagraphAllFormattingメソッドは、Selectionでのみ用いることができます。このメソッドでは、文字書式はそのままになります。また、このメソッドでは、段落スタイルに関わる設定も同時に既定値に戻します。

Public Sub 選択範囲の段落設定を既定値に戻す()
    Selection.ClearParagraphAllFormatting
End Sub




④その他(スタイルを使用している場合など)

解説

ほとんどの場合、上で紹介したいずれかのメソッドを利用すれば事足りると思います。
ただ、Wordには他にも以下のクリア機能が搭載されていますので、併せて紹介します。メソッドによっては通常使用ではエラーが出るものもあるため、以下は限定的な状況でのみ使えるものと考えてください。

文字スタイルを使用して適用した文字書式を元に戻す場合

ClearCharacterStyleメソッドを使用します。文字スタイルが適用されていない場合は次のエラーメッセージが表示されます。

文字スタイルを使用して適用した文字書式、または手動で適用した文字書式を元に戻す場合

ClearCharacterAllFormattingメソッドを使用します。文字スタイルが適用されていない場合は次のエラーメッセージが表示されます。

手動で適用した段落設定を元に戻す場合

ClearParagraphDirectFormattingメソッドを使用します。このメソッドでは、段落スタイルに関わる設定はそのままになります。

段落スタイルを使用して適用した段落書式を元に戻す場合

ClearParagraphStyleメソッドを使用します。段落スタイルが適用されていない場合は次のエラーメッセージが表示されます。

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