(Wordマクロ)インデント設定の仕方

インデントをマクロで設定します。インデントは、「字」で指定する方法と「mm」で指定する方法があります。その他の段落設定については、逆引き段落設定を参照してください。

このページで解説する項目は次の通りです。上から順番に解説します。




①インデントを「字」で設定する

「字」でインデントを設定したい場合は、次の「CharacterUnitLeftIndent」「CharacterUnitRightIndent」を使用します。

プロパティ 説明
CharacterUnitLeftIndent 左からのインデントを文字数で指定
CharacterUnitRightIndent 右からのインデントを文字数で指定

使用例

インデントを文字数設定

Public Sub 選択範囲の左からのインデントを1文字にする()

Selection.Paragraphs.CharacterUnitLeftIndent = 1

End Sub

数値で指定すればよいので簡単です。日常的に字数で設定されている方は、こちらを利用されるとよいでしょう。

②インデントを「mm」で設定する

mmで指定する場合は、左からの位置(LeftIndent)と右からの位置(RightIndent)を設定します。設定の際は、数値の単位を指定する方法と指定しない方法がありますが、視認性のよさ、後々の数値変更の手間のよさから考えれば、数値の単位を指定する方法がよいでしょう。詳しくは数値の単位についてを参照してください。

プロパティ 説明
LineIndent 左からのインデントをmmで設定
RightIndent 右からのインデントをmmで設定

使用例

数値の単位を指定してインデントを設定

Public Sub 文書全体の左からのインデントを5mmにする()

ActiveDocument.Paragraphs.LeftIndent = MillimetersToPoints(5)

End Sub

左右のインデントを設定

Public Sub 選択範囲のインデントを設定()
With ActiveDocument.Paragraphs
.LeftIndent = MillimetersToPoints(10) '左からのインデントを10mmに設定
.RightIndent = LinesToPoints(1) '右からのインデントを4.2mmに設定
End With
End Sub

指定しているプロパティが違うことから想像が付く方もいらっしゃるかもしれませんが、「字」でインデントを設定している段落に対しては「mm」での設定は無効となり、「mm」で設定している段落に対しては「字」での設定は無効となります。エラーもなく、見た目には正常に動作しますが、設定は切り替わっていませんので注意しましょう。

③字下げ・ぶら下げ

字下げ・ぶら下げともに「CharacterUnitFirstLineIndent」または「FirstLineIndent」で設定します。正の値を指定すると字下げ、負の値を指定するとぶら下げ設定になります。上のインデント設定と同じく、「字」で字下げ(ぶら下げ)を設定している段落に対しては「mm」での設定は無効となり、「mm」で設定している段落に対しては「字」での設定は無効となります。

使用例(字数指定)

字下げ設定

Public Sub 字下げ1字設定()

ActiveDocument.Paragraphs.CharacterUnitFirstLineIndent = 1 '字下げ1字

End Sub

ぶら下げ設定

Public Sub ぶら下げ1字設定()

ActiveDocument.Paragraphs.CharacterUnitFirstLineIndent = -1 'ぶら下げ1字

End Sub

CharacterUnitFirstLineIndent」では数値の単位を指定する必要はありません。

使用例(数値単位指定)

字下げ設定

Public Sub 字下げ3mm設定()

Selection.ParagraphFormat.FirstLineIndent = MillimetersToPoints(3)

End Sub

ぶら下げ設定

Public Sub ぶら下げ3cm設定()

Selection.ParagraphFormat.FirstLineIndent = CentimetersToPoints(-3) 'ぶら下げ3cm

End Sub

FirstLineIndent」では数値の単位が必要です。また、FirstLineIndent」は設定する数値の値によってインデント設定に影響を及ぼすことがあるので、基本的には字数で指定する「CharacterUnitFirstLineIndent」を推奨します。

④見開きページのインデント幅を設定

ParagraphFormatオブジェクトのMirrorIndentsプロパティで設定します。Trueを指定するとチェックボックスにチェックが入った状態に、Falseを指定するとチェックボックスからチェックが外れた状態になります。

使用例

見開きページのインデント幅を設定

Public Sub 見開きページのインデント幅を設定する()

Selection.ParagraphFormat.MirrorIndents = True

End Sub

⑤右のインデント幅を自動調整する

ParagraphFormatオブジェクトのAutoAdjustRightIndentプロパティで設定します。Trueを指定するとチェックボックスにチェックが入った状態に、Falseを指定するとチェックボックスからチェックが外れた状態になります。

使用例

右のインデント幅を自動調整しない

Public Sub 右のインデント幅を自動調整しない()

Selection.ParagraphFormat.MirrorIndents = False

End Sub

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