(Wordマクロ)アウトラインレベルの設定の仕方
アウトラインレベルをマクロで設定します。その他の段落設定については、逆引き段落設定を参照してください。
プロパティ
アウトラインレベルの設定に使用できるプロパティ(OutlineLevel)は10種類(実質的には2種類)あります。
プロパティ | 説明 | 補足情報 |
---|---|---|
wdOutlineLevel1~9 | レベル1~9 | – |
wdOutlineLevelBodyText | 本文 | – |
使用例
アウトラインレベルを1に設定する場合
Public Sub 選択範囲をアウトラインレベル1にする() Selection.Paragraphs.OutlineLevel = wdOutlineLevel1 End Sub
アウトラインレベルを本文に設定する場合
Public Sub 文章全体をアウトラインレベル本文にする() ActiveDocument.Paragraphs.OutlineLevel = wdOutlineLevelBodyText End Sub
既定で折りたたみ
CollapsedByDefaultプロパティで設定します。
使用例
Public Sub Sample() '既定で折りたたみの設定をオンにする Selection.ParagraphFormat.CollapsedByDefault = True End Sub
TrueまたはFalseで設定します。アウトラインレベルの設定と異なり、Paragraphsで指定することはできません。
マクロの記録をそのまま使っている場合は要注意!
アウトラインは基本的にスタイルと組み合わせて使います。「既定で折りたたみ」の設定を除けば、アウトライン単体で設定することは滅多にありません。
しかし、マクロの記録を使うと、アウトラインレベルも同時に記録され、ここに罠があります。
アウトラインレベルが細かく設定されている文章でマクロの記録のコードをそのまま使うと、アウトラインレベルも変わってしまうということが起こり得ます。
これはアウトラインレベルに限ったことではありません。できるだけマクロの記録をそのまま使うことがないようにしましょう。
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